技術監査メニュー
技術監査の意義
納税者は、経済性、効率性などについて合理的に公共施設を入手することを求めています。また、行政も透明性の高さが求められています。監理者、コンサルタントや建設会社に対して、”しがらみ”無く客観的事実を述べる技術監査が必要です。
技術監査のフロー
工事・委託の調書→対象の選定→書類調査・ヒヤリング→現場調査→講評→調査報告書の作成
技術監査の視点(例)
技術監査に関する行政当局の考え方(例)
- 地方自治法第199条に基づく監査機能を一層強化したい。そのために技術的専門知識を活用したい。
- 公共工事の適法性、経済性、効率性、安全性、効果性を高めたい。公共工事全般に良い影響を与えたい。
- コスト面から、現状の職員体制を増強することなく技術監査を実施したい。
- 技術監査の所見に対する措置をデータ化することで、技術力向上を図りたい。
- 他と比べて先進性、透明性の高さを打ち出し、住民ニーズや時代要請に応えたい。
当NPOが行った技術監査の所見(例)ある県の橋梁維持・補修工事
- 竣工から30年余経過のPC単純T型桁橋。
- 鉄筋コンクリートによる橋脚巻き立て工法。主桁端における橋軸方向ひび割れに対し樹脂注入。これについて、構造的問題の内含の可能性があり、経時的観察を要する場合がある。
- 補修材料に関する要求性能を特記仕様書に明示することが望ましい。品質確保の観点から施工者のスキルは重要であり、同額応札・抽選は修正が望まれる。
現場に特化していると言い難い施工計画書であり、工事品質確保のための現場特性の把握が不十分。 - 工期の大幅延長と補修方法の変更、足場面積増加等により設計変更されている。変更のタイミングによる業務量の変化や費用ロスについて検討を深めることが望ましい。
出前講座
- NPO西日本建設技術ネットでは、「技術監査」に関する出前講座を行っております。御要望が御座いましたら事務局までメール(お問い合せ)願います。
- また、リーフレットやQ&A集の送付もいたしております。お気軽にお申し付け下さい。
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